ありがとう両津勘吉!こち亀よ永遠に・・・
週刊少年ジャンプの長寿漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」通称「こち亀」が9月17日発売の少年ジャンプにおいて最終回を迎えると発表がありました。このニュースを受けて、最後までこち亀らしい素晴らしい幕の引き方だなと素直に思っています。確かにこち亀は絶えずNo1を取るような漫画では無いので、「読まなくなった」という人も多いでしょう。でも、こち亀はお弁当に例えるならば「漬物」なのです。存在の主張はあまりしないけど、箸休めや時には主役を張るくらいのインパクトも併せ持つという性質があります。僕自身も幼少期からこち亀を読んできましたが、たくさんの雑学を学びました。こち亀の凄い所は、マニアも唸るくらいの情報量の多さです。当時はインターネット黎明期ですので、今ほど気軽にマニアックな情報を収集出来ません。その中でこち亀の雑学はとても重宝しました。中でもリカちゃん人形等、男子にはあまり縁遠いおもちゃの話であったり、GIジョーといったミリタリー系の濃い話は大好きでした。
マイ・ベストは「98巻」
どれか1冊を選べ!と言われると迷わず98巻を選びます。Windows95で一斉に起きたパソコンブームに併せて、団塊世代にパソコンを説明する話は今読んでも面白いです。
98巻 両さんのパソコン講座 より引用
こちら葛飾区亀有公園前派出所 98 (ジャンプコミックスDIGITAL)
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他にも左脳をフル回転させた両さんが資格を取りまくった話や、美少女ゲームにドハマリする体育会系警察官(左近寺)の話など盛りだくさんです。この記事を書くにあたって読み返しましたが、没頭してしまいました。
最終巻200巻は異例の本誌掲載と同時発売
最終巻となる200巻が本誌掲載の9/17に同時発売されるそうです。本誌掲載内容が収録されたコミックスが同時発売されるのは異例中の異例だと思います。そもそもこち亀は191巻からコミックスの収録ページが1.5倍になっています。この時点から「何らかの調整に入っている」と察してはいましたが、今回の200巻でやはり切り良く終わる為だったと納得しました。おそらく最終巻の200巻は通常コミックスの2倍位のページ数になるんじゃないかなと思います。
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昔のエピソードで「最終回」と銘打ってラスト2ページで「新・こち亀」としてスタートするといったネタがありました。(69巻)あれも斬新で面白かった記憶があります。(当時連載していたドラゴンボールと絡めたネタにしていました)
このエピソードをまとめている記事
blog.canpan.info
最後に
いずれにせよ残念です。40年間一度も休載無く絶えずストックを持っていた秋元先生には敬服するばかりです。漫画家に限らず全てのビジネスマンに於いてもこの姿勢は見習わなければいけないと感じます。これがプロ精神なんだと。もっと続いて欲しい気もしますが・・・残念です。