modest violet

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開発者としてのあれこれや、日々の雑記など

your future hasn't written yet. no one's has.
by Emmett Lathrop "Doc" Brown

「逃げ恥」の津崎さんの会社はブラック企業かもと思い感じたコト

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 逃げるは恥だが役に立つ、通称『逃げ恥』が最終回を迎えました。

gyao.yahoo.co.jp


 既に軽くロス気味です。逃げ恥を見ていて、主役の津崎平昌さんが勤める会社ってホワイトっぽいけど、ブラック企業臭するよな~と思い立って、書いた雑記です。原作は読んでおらず、あくまでドラマを見ただけの印象で綴っていますので、原作に違う表現有ればそこはご了承ください。

そもそも論としての『ホワイト企業』『ブラック企業

 つい先日も、電通社員の自殺によるブラック企業報道が目を引きました。ブラック企業対象なるサイトも見受けられるほどに、社会的にもブラック企業への関心や制裁は強くなってきていると感じます。
blackcorpaward.blogspot.jp

 そもそも、ホワイト企業ブラック企業では何が違うのでしょう?よく言われるのは、「社員を大事にしているか」という点かと思います。有給休暇を取りやすい体制か、モラハラパワハラはないか・福利厚生はしっかりしているか、なども社員を大事にしているか、という要素につながると思います。ただ、そうなってくると「ブラック企業」と名が挙げられた全ての企業があてはまるのか、と言われれば私はそんな事はないだろうと思っています。組織全体がブラックではなく、折り合いのつかない上司であったり、同僚であったり、人と人の関係のこじれによるブラック企業というパターンもあります。会社自体はホワイトでも、ウマが合わない人間がブラック体質だったという事です。
 そうなると、一概に「この会社は大丈夫」という指標がない事になります。まぁ、ある程度カッチリした企業であれば、社内にコンプライアンス部なりを準備していると思うのですが、中小企業でそこまで求めるのは難しいのかな・・・という印象です。

作中の『3I system solutions』がブラック企業と思える理由

経営陣に社員を守るという気概が無い

 大手取引先倒産により、事業存続が危うくなった途端のリストラ。真っ先に思い浮かび、とった行動が人員整理。従業員の人生など何とも思っていないと取れます。また、作中を見る限りでは、同社はさほど大きくない会社に見て取れます。なのに、優秀な社員である平昌の価値や評価すら、他人(ハートフル坊主)の意見を鵜呑みに、リストラを断行するという体たらく。経営の放棄といえます。

営業社員がイエスマン過ぎる

 作中でも度々、顧客の無理難題を聞き入れた結果、大幅な仕様変更が発生し、残業や超過勤務が発生するという事態に。最悪なのは、Yesと決めた営業社員が『逃げる』という行動を起こした事。責任感が希薄な営業に振り回される社内構図が想像できてツラいです。

連日に及ぶ超過勤務

 大幅な仕様変更により、徹夜突貫作業で納期に間に合わせるという場面も度々目にしました。数日間帰れない、なんていうシステム企業の悲哀をコミカルに描いていると思えなくも無いのですが、担当では無い社員(藤井隆)を強制的に帰宅させず、働かせていたりします。
 

でも平昌さんは『ホワイト』認識

 連日に及ぶ徹夜作業や突発的な依頼、果てはリストラ告知など普通であれば「畜生、やってらんねーぜこん畜生!」という状況なのに、平昌さんは苦でも無い様子。そこには十分なリターンがあったのかもしれませんし、同僚に恵まれていたのかもしれません。しかし、例えば子供が小さく定時で帰ることが絶対条件の人が、同じ環境に放り込まれたとするならば、どうなるでしょうか。ブラック認識を抱くかどうかは判りませんが、「ホワイト」とは判定しないと思います。
 結局の所、ホワイトかブラックの判断は働いている人間の感じ方でいとも簡単に変わってしまうのだと思います。ワーカーホリックの人は、仕事が無いぬるい環境には耐えきれず、長時間仕事をしていたりします。それでもブラックという認識は抱かないハズです。

嫌なら辞める。『逃げるは恥だが役に立つ

 日本は終身雇用が根強くあるので、一度勤め出すと「なかなか辞めない」人が多いと思います。それは将来の不安であったり、転職先を探す労力が大変など理由は色々有ると思います。でも、体を壊してまで働く必要性はない訳で、辞めると言っても辞めさしてくれないのであれば、「一切の異論も反論も認めない」という強気で交渉するべきです。それでも駄目なら、いっそのこと逃げてしまいましょう。
 転職の不安があるならば、資格取得を積極的に行いましょう。よく、「実務では役に立たないから、受ける必要は無い」という意見を耳にします。確かにその通りで、実務に役立たない資格はたくさんあります。情報処理系の試験なんて、その最たるものです。でも、履歴書には書けます。初めて会う人間を評価するとき、何かしらの指標は必要です。資格を持っている人と持っていない人、どちらが採用されやすいか・・・。かつて、旧松下電器産業松下幸之助さんが、週休二日制を導入した際、「1日は体を休める、1日は己を成長させる為に学びに費やす」事を奨励したそうです。週休二日が当たり前になり、この辺りの考え方が希薄になってきている現代で、自己研鑽を改めて考えてみるべきなのかなと思います。