スクラム初心者がまず始めに実施した2つの事項
ソフトウェア開発で用いられるアジャイル開発手法の代表格とも言える「スクラム」。ひょんな事から触れる機会があり、少しだけですがその世界観を体験しました。
どうも食わず嫌いだったようです・・・。似たような境遇の人の為にも、一旦小難しい事は置いておいて、これだけは実施した方が良い事項を2つご紹介します!
スクラムって何?ラグビーですか??
長年、ウォーターフォール型の開発案件を携わってきました。
もちろんアジャイル開発という言葉は分かっていますし、「スクラム」という考え方があるというのも知っていました。ただ、漠然としたイメージしか持ちあわせていませんでした。ラグビーのスクラムみたいに「みんなで組み合わさってなんかするのね」的な。結局の所、日々の業務に追われて、使い慣れたウォーターフォール型をずっと使っている始末です。(ウォーターフォール型はよく考えられた仕組みです)
知らない言葉がいきなりいっぱいでてくる
まず立ちふさがる最初の壁は言葉の壁でした。慣れるとなんて事のない事柄なんですが、知識ゼロで聞くと意味不明な単語が多いです。
などなどです。
「プロダクトバックログ」は「要求定義書」に近いです。そのプロジェクトで実装しないといけない事項をまとめています。ただ、大きく違うのは「修正・追加可能」なんです。意味不明ですね。
「スプリントバックログ」は先のプロダクトバックログから要求度の高いものを抜き出したリストのようなものです。「スプリント」とは2週間前後を一つの区切りとした期間の単位です。その期間内で作業する項目といえばいいでしょうか。ひとまず今はその程度の認識で良いと思います。
「デイリースクラム」とは毎朝同じ場所、同じ時間で開催する朝会の事です。
ポイントは15分厳守で行う事と、「昨日行ったこと」「今日行うこと」「問題となっていること」を話し合います。
他にもいっぱいあるのですが、今は割愛します。
実施した事柄1:本を読む!
いきなり詐欺のような内容ですね。。。
でも延々とグーグル先生に訪ね歩くよりは、一冊でキチっと要点を押さえるほうが速いと思います。僕が今回選んだのは「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK」です。
- 作者: 西村直人,永瀬美穂,吉羽龍太郎
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2013/02/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 5人 クリック: 13回
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良い点
- 漫画形式を採用していて、非常に読みやすい
- 実際のプロジェクト案件を進めるような形で説明が行われている
- なんとなくスクラムは楽しそうという雰囲気を感じられる
実施した事柄2:ユーザーストーリーで考える癖をつける
ユーザーストーリーとは、ある立場にたって目的と価値を明確にする考え方です。
以下のように考えます。
<役割>として、
<機能など>を実施したい。
なぜならば<価値>を得られるからだ。
例えば、
<ユーザー>として、<商品検索>を実施したい。
なぜならば<欲しい商品を見つける>事が出来るからだ。
という感じです。
簡単そうに見えますが、これがなかなかどうして結構難しい。
ですが色々な人の視点と目的、価値を知るというのはとても重要なのです。
スクラムには他にも便利な項目がいっぱいありますが、まずは全体の流れとユーザーストーリーで考える癖を身に付ければ、初回クリアーかなと思います。
次回は、スプリントとタスクについてお話できればと思います。