社内イントラのネットワークが遅くなった件
『ネットワークが凄く不安定なんですが・・・』
週明けの麗らかな午後、聞きたくない内容の電話を受けてしまいました。
『社内イントラに繋がったり、繋がらなかったり・・・。回線が落ちているのでしょうか?』
「いや、遅いながらも通信は生きていますので、ネットワーク断の可能性は低いですね。。。LANケーブルが切れかかっていたり、ループになっていたりしませんか?」
『いえ、誰も何も触ってはいないので。。。』
発生している症状は、とにかくネットワークが繋がらない。繋がってもまた直ぐに切れる、というもの。
光回線側の故障かなぁ。。。でも考えにくいよなぁ。。。とりあえずサポートに電話してみよう。
終端装置は疎通確認問題なし
サポートに連絡し、終端装置までの疎通確認を行ってもらう事に。ただ、予想通り問題なし。離れた拠点だった為、電話でHUBの線を抜いてもらったりさしてもらったりで対応してもらうも要領を得ず、一向に復旧する目処が立ちません。
多分、終端装置から次のHUBが壊れかけているのだろう、と推測して部品を持って現場に急行する事にしました。
色々とおかしな事になっていた
現場に到着して目の当たりにした光景は、フロアー全体のネットワークが遅い or 不通という惨劇でした。なんでこんな状況になっているんだろうと疑問を抱いていると、フロアー長が現れました。
「なんかあちこち悲鳴が上がっていますが、どういう状況なんですか?」
『いやぁ、ダメ元で色々抜いたらね、戻せなくなってね。いや、でも抜く前から繋がらなかったり、遅かったりしたんだよ。まっ、そういう事だから後は宜しく!』
宜しくじゃないよ!!!
一応念の為、HUBは持参した新しい物に交換し、ひとまず配線を全て繋ぎ直しました。
「んー、確かにPingが遅いなぁ・・・。応答返ってこない場合もあるし・・・。」
どう考えてもループの可能性が濃厚なんですが、最初に誰も何も触っていないって言っていたしなぁ・・・。
と思いながらフロアー毎のLANケーブルを1本ずつ抜いていって、応答を確認していきます。
数本ほど行った時、明らかに抜いた直後から応答が正常値に戻った瞬間がありました!
「これだっ!」とそのLANケーブルを辿っていくと、途中でカスケードされながらフロアーの一番奥に無造作に置かれたHUBにたどり着きました。
一見すると何の問題もなさそうなんですが、よくよくささっているLANケーブルをほぐしていくと・・・
「ループしてんじゃんっ!!!」
だーかーらー、最初に確認したのに。
誰も何も触っていないって言っていたじゃない。。。
使用頻度が少ないので、ループ検知HUBにしていない箇所に限ってループにしてくれるというお約束な出来事でした。
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置き土産に、ループ検知HUBにしてきました。