modest violet

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開発者としてのあれこれや、日々の雑記など

your future hasn't written yet. no one's has.
by Emmett Lathrop "Doc" Brown

新しいiPhone SEはホームボタンの"終わりの始まり"

いよいよ待ちに待ったiPhone SEが発売されました。

www.apple.com

慣れ親しんだデザインに最新のiPhone11並の機能。そして低価格となると、「待っていたよ!」という声も多いことでしょう。
ですが、個人的には「ホームボタン式iPhoneの終わりが始まった」と受け取りました。

iPhone SEとは

第1世代となるiPhone SEは、iPhone6以降の丸みを帯びたデザインや大きくなったディスプレイではなく、iPhone5をベースとした4インチで小さく角張ったデザインでした。
年々大きくなるデバイスに対して、小さい方を好む方々は大勢おられます。ナンバリングを更新する際に消えゆくiPhone5系のデザインを残したのが、第一世代となるiPhone SEでした。
ですので、今回の第2世代iPhone SEを見て落胆された型も多いと思っています。

終わりの始まり

Appleは過去の製品をみても、ある日突然今までのデザインをガラッと変更し、一新する傾向が強いです。
例えばiMacも初代と今では全く別物です。iPod nanoも長くなったり小さくなったり、長方形だったり正方形になったり・・・とその時その時で別の形状になっていました。
そして最終的には消えていきます。
iPhone SEとはすなわち、過去の形状に一定期間の猶予を与えると捉えています。すなわち、ホームボタン式のiPhoneはこれでおしまい!と暗に言っている訳です。

返り咲きはあるのか

このまま消えゆくかと思っていたmacbook Airが奇跡の復活を遂げた辺りをみると、可能性が全くない訳ではないと思います。
ただ、iPhoneはどんどんカメラ機能が強化され全面のノッチが小さくなっていくと予想されています。
初代から絶えずあったホームボタンのデザインが完全に消えてしまうのは寂しいので、iPhone SEはなんとか残ってくれれば・・・と切に願います。